二日酔いを直ぐに治す方法

間違った二日酔い対策

朝起きてからあわてて自己流の二日酔い対策をすると、余計に症状がひどくなってしまう場合もあります。

 

特に「迎え酒」などはもっての他です。昔から「二日酔いに迎え酒が効く」と昔からまことしやかに伝えられていますが、これは間違いです。迎え酒は二日酔いの状態であるのに更にお酒を飲むという事実しかありません。

 

確かに迎え酒で、二日酔いによる頭痛、吐き気などの症状が緩和される場合もあるのですが、これは脳が麻痺して、症状が判断できなくなっているだけで、体内のアルコール濃度はもっと高まり、結局はもっと重い二日酔いが待ち受けることになります。

 

「サウナ」の利用も結構ありがちです。「二日酔いなのだから、大量の汗といっしょにアルコールを外に排出すればいい」といった感じです。

 

しかしこれは逆効果なのです。そもそも人間の体というのはアルコールの分解に大量の水分が必要とされているのです。お酒を飲んだ翌朝に、非常に喉が渇いているという覚えが誰にでもあると思います。二日酔いだと体は脱水状態を起こしています。それなのにサウナで強制的に汗をかいて、アルコール分解に必要な水分がどんどん減ってしまっているのです。

 

また、血行を良くする必要もあるのですが、サウナに入って汗を流すと血液はドロドロ状態になり、いよいよ二日酔いの回復が遅れてしまうのです。心臓にも余計な負担がかかり、いいことは何もありません。

 

二日酔いの頭痛を消そうと鎮痛剤を飲む人もいますが、これで胃が荒れて、やはり二日酔いの回復を遅らせてしまいます。こうした勘違いの対策はやらないようにしてください。