二日酔いになりやすい条件
二日酔いになりやすい条件というのがあります。これも是非知っておいてください。まずは、タバコを吸いながらお酒を飲むと二日酔いになりやすいということです。もちろん二日酔いの症状と言っても個人差もありますし、体調も関係しますが、それでもタバコを吸いながら飲酒もすると二日酔いになりやすいとされています。
それは、アセトアルデヒドという物質の影響です。お酒を飲むとアルコールは胃や腸で吸収されてから、肝臓で分解されるわけですが、その際にアセトアルデヒド発生します。このアセトアルデヒドという物質はアルコールよりも有害な物質であり、それが吐き気、頭痛、倦怠感など二日酔いの主な原因になっていることがわかっています。
大量にお酒を飲めば、その分アセトアルデヒドも増えるので重い二日酔いになります。そしてアセトアルデヒドはタバコにも含まれています。お酒でアセトアルデヒドが発生しているのに、更にタバコを吸って体内のアセトアルデヒドを増やしてしまうのです。このダブルパンチで二日酔いは更に悪化してしまうのです。
体調が良くない時も酔いやすくなります。体調が悪いと、アルコールを分解する肝臓の能力が低下するので、体内にアルコールが残りやすいのです。風邪をひいている時にお酒を飲んで体を温めようとする習慣が一部で残っていますが、こういう時はほんの少量にしておきましょう。
寝不足の状態も同様で、やはりアルコールの分解能力が減少しています。週末の「華金」はつい飲み過ぎがちですが、疲労も溜まっているので、酔いやすい状態になっています。ここで挙げた酔いやすい条件を避けるようにすれば、二日酔いにはなりにくい、ということでもあります。