二日酔いを直ぐに治す方法

二日酔いの反省

前日のお酒の時間が楽しければ楽しいほどに、その翌日には、二日酔いが待っている可能性が高くなります。

 

朝起きて二日酔いだと、誰もが「しまった、やってしまった!」と後悔するわけですが、「時既に遅し」です。平日ならそれでもちゃんと仕事に行かなければなりません。そうなったら、少しでも早く二日酔いが治まることを願うばかりです。

 

ここでは「二日酔いをすぐに治せる方法」がテーマですが、二日酔いの原因、なりやすい条件、間違った対策なども含みながらお話を進めたいと思います。比較的即効性のある二日酔い対策については、ピンチの時に知っておくと助かると思います。

 

さて、代表的な二日酔いの症状といえば、脱水、吐き気、だるさ、頭痛、睡眠障害などでしょう。中でも最も多いのが脱水であり、各種症状を引き起こします。

 

脱水症状になると、頭痛、だるさ、吐き気、食欲不振などいろいろな症状になります。基本的にアルコールには利尿作用があるので、飲酒で摂取した水分以上の水分が排出されてしまいます。アルコール50gの摂取で600~1000ccの水分が失われるとされています。ビールで換算すると、500cc缶を2本飲むと約1Lの水分が失われることになり、それよりアルコール度数が高いお酒なら、もっと水分が失われます。こうして気がつかないうちに脱水による二日酔いになってしまいます。

 

ズキズキする頭痛の二日酔いはアデノシンが原因です。アルコールは血管を拡張する作用があり、これによってストレスなどで収縮していた血管がいっきに拡張します。アルコール以外のアデノシン(日本酒に多い)、アセトアルデヒド、酢酸にも血管拡張作用があるので、血管が炎症を起こしやすく、ズキズキとした頭痛の原因になります。